老エンジニアたちの挽歌2

1か月ぐらいで、Laravelのサンプルと学習管理システムのデモっぽい画面はできた。

 

正直、ユースケースを詰めると、

事務員・講師・生徒・契約者などアクターが多く、

ログインの権限周りをおろそかにすると後が大変だと思った。

 

Laravel標準のusersに対し、

users 

 └managers / teachers / students / student_parents

 

とリレーションし、各テーブルに所属するかどうかが権限部分とした。

学習目標+メモ+学習記録といった感じの内容をAさんが事前に講師の方から、

ヒアリングしていたので、

学習目標=milestones 

メモ = comments

学習記録 = tasks

とした。

 

多少、ワードを改変した理由は、使いまわす可能性を考えたからだ、

例えば、学習目標=study_goalsなどとした場合、

講師や、事務に対するTODO管理には使えなくなる。

 

memoも、連絡用途の可能性がでてくるとcommentsのほうが一石二鳥だ。

 

tasksに至っては、study_historiesなどにすると、本当に学習記録しかとらなくなる。

案の定、着手し始めすぐに宿題も登録したいという要望が現れる。

 

※また経験則所、こういう現場では要望が定まらないので、ゆるく機能を作っておいて、だんだん用途を固めていくほうが作りやすい。

 

事業主「Laravelの本買ったので、持って行って構いません」

私「ありがとうございます(パラパラ)」

私「この内容だと僕の本のほうが比較的簡単ですね。」

事業主「ちょっと見せてください、・・・ なるほどね」

(次の就業日)

事業主「私さんの本を2冊買ったので、Aさんも使っていただいて構いません。 

  今後、うちはLaravelをスタンダードにしたIT部門にするので、
  学習しておいてください」

私「(無理だな・・)」

A「わかりました!!」

 

事業主のフットワークの軽さには驚いたが、

この気持ちを無視し、結局Aさんはこの日、本を持って帰ることもしないし、

1年後もLaravelを全く学習しないまま、現場を去るのでした・・